東京都内で最も早い花火大会となる「第35回足立の花火」が20日、足立区の荒川河川敷で開かれた。

翌日が参院選の投開票日と重なり、荒天の場合、順延できずに中止に追い込まれる状況だったが、この日は好天に恵まれ、約61万人の観客が約1時間にわたる夜空のショーを楽しんだ。

「足立の花火」は、7月下旬の木曜開催が恒例だったが、東日本大震災後、秋の週末に実施してきたこともあり、今年は念願の「夏の週末開催」が実現した。

今年のテーマは、東京で最も早い開催となったことを記念して「夏の花火は足立から」。午後7時半にスタートし、足立の四季を表現した色とりどりの花火や、ナイアガラなど約1万2000発が打ち上げられた。

クライマックスでは、名物の「満開のしだれ桜」が夜空に次々と上がり、会場を盛り上げた。